三菱 i-MiEV のシトロエン版、C-ゼロが登場

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C-ゼロ
C-ゼロ 全 3 枚 拡大写真
シトロエンは10日、新型EVの『C-ゼロ』を発表した。PSAプジョー・シトロエンに対する三菱自動車からの商品供給契約に基づき、三菱『i-MiEV』のシトロエン版がデビューする。

三菱自動車は今年9月、PSAプジョー・シトロエンと i- MiEVの開発供給に関する基本契約を締結。契約の主な内容は、三菱がi- MiEVをベースにした欧州向けEVを開発し、PSAに供給。PSAは2010年末までに、プジョーとシトロエンの両ブランドで発売するというものだ。

新型シトロエンC-ゼロは、i-MiEVのシトロエン版として投入。外観は i-MiEVとほぼ同一だが、専用デザインのフロントバンパーを採用しており、全長は3480mmと i-MiEVよりも85mm長い。アルミホイールもシトロエンのオリジナルだ。

EVシステムは i-MiEVと共通。リアに置かれるモーターは最大出力64ps、最大トルク18.4kgmを発生する。2次電池は蓄電容量16kWhのリチウムイオンバッテリーで、床下に配置。最高速130km/h、最大航続距離130kmの実用性を確保する。充電は220Vコンセントで約6時間。急速充電器を使用した場合、80%のバッテリー容量なら約30分でチャージできる。

シトロエンは10年9 - 12月期に、C-ゼロを欧州主要国へ投入する計画。プジョーも今年9月のフランクフルトモーターショーで、i-MiEVのプジョー版、『iOn』を発表しており、i-MiEVのシトロエンとプジョー両ブランドバージョンが出そろった。

05年7月、三菱とPSAは商品供給契約を締結。三菱は2007年9月から、SUVの『アウトランダー』をPSAにOEM供給しており、プジョーは『4007』、シトロエンは『Cクロッサー』として欧州で販売中。今回の i-MiEV供給は、これに続くものとなる。

《森脇稔》

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