日産自動車の中国の合弁会社の東風汽車(東風日産)は11月12日、子会社である鄭州日産汽車が小型商用車(LCV)の『NT400キャブスター』を発売したと発表した。
東風日産グループは、中国市場で販売を急増させており、商用車の新型車を投入することで販売増を狙う。
NT400キャブスターは、クラス最高級の品質、耐久性、信頼性と低燃費からくる維持費の安さが特長と、している。襄樊工場(湖北省)で生産される初の日産LCVモデルで、鄭州日産のディーラー網で販売する。現地生産の「ZD30」エンジンを搭載し、15グレードを設定する。
価格は13万9800人民元(約184万円)から15万2800人民元(約201万円)。
東風日産の岡崎晴美副総裁は「高品質かつ最新の技術を備えたNT400キャブスターを発表することは、急速な成長を見せる中国市場で最適なタイミングである」とコメントしている。
鄭州日産は2010年から第2工場を稼働させ、年間12万台の生産能力を追加する。また、ミニバン『NV200』も2010年に中国市場に投入する予定。