アストンマーチン DB2、過去最高額で落札

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DB2チームカーVMF64(1950年式)
DB2チームカーVMF64(1950年式) 全 1 枚 拡大写真

RMオークションとサザビーは、英国ロンドンで開催されたオークション「第3回オートモビルオブロンドン」において、1950年式アストンマーチン『DB2』のレーシング仕様、「DB2チームカー」が、55万ポンド(約8200万円)で落札されたと発表した。

わずか3台のみが生産された希少モデルで、過去最高額での落札となった。

アストンマーチンは1950年10月、ロンドンモーターショーにおいてDB2を発表。『DB1』のシャシーをベースに、2580cc直列6気筒エンジン(105 - 125ps)を搭載した美しいスポーツカーだ。このエンジンはもとともベントレーがラゴンダ社のために設計したものだが、その性能に惚れ込んだアストンマーチン代表のデビッド・ブラウン氏が、ラゴンダ社を買収してこのエンジンを手に入れたという逸話を持つ。

このDB2の市販に先駆け、アストンマーチンは1950年、3台のDB2チームカーを製作。ルマン24時間レースをはじめ、モータースポーツでの勝利を目指して開発されたDB2のレーシング仕様車で、「VMF63」「VMF64」「VMF65」の3台のみが製造された。

3台は1950年のルマン24時間耐久レースに参戦。VMF64がクラス優勝(総合5位)、VMF63がクラス2位(総合6位)という快挙を成し遂げた。

さらにVMF64は、翌1951年のルマンで2年連続のクラス優勝(総合3位)を達成。1952年のミッレミリアでもクラス優勝(総合12位)、アルピーヌラリーでは15位と活躍を収め、DB2の高性能ぶりを世界にアピールして見せた。

栄光の歴史に彩られたVMF64が今回、オークションに出品。55万ポンド(約8200万円)という、DB2としては過去最高額で落札された。このVMF64は製造から50年以上を経ても、グッドコンディションを維持。その美しいフォルムは、いまなお多くのファンを魅了している。

《森脇稔》

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