【レクサス HS250h 試乗】とてもコンサバ…金子浩久

試乗記 国産車
HS250h
HS250h 全 6 枚 拡大写真

レクサス初のハイブリッド専用車は、トヨタ『プリウス』より大きなエンジンを積みながら、独立したトランクを持つ3ボックスボディを持つので、静粛性でプリウスを上回る。

【画像全6枚】

燃費も、アイドリングストップを多用する市街地や、大きな高低差を伴わないところでは20km/リットルを越えたことがあった。しかし、対照的に高低差のある山間部をペースを維持しながら走り続けると、たちまち10km/リットル代前半へと低下してしまう。燃費は走行条件によって、大きく変化してくる。

マルチモニター画面上にあるカーソルがコマンドに近付くと自動的に引き寄せてくれるのはレクサスオリジナルで使いやすい。その反面、あらゆるスイッチ類が整理されていないのは咄嗟の操作に混乱を生じる可能性が高く、使いにくい。

BMWの「i-drive」に代表されるように、使用頻度や使用目的に応じて集中管理し、階層構造に整理した上で呼び出すという考え方も必要なのではないか。とてもコンサバ。

■5つ星評価
パッケージング:★★★
インテリア/居住性:★★
パワーソース:★★★★
フットワーク:★★★
オススメ度:★★★

金子浩久|モータリングライター
1961年、東京生まれ。主な著書に、『10年10万キロストーリー 1 - 4』 『セナと日本人』『地球自動車旅行』『ニッポン・ミニ・ストーリー』『レクサスのジレンマ』『力説自動車』(共著)など。

《金子浩久》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 【トヨタ ランドクルーザーFJ】「ランクルらしさ」と“サイコロ”を融合した小さいランクル、デザインの肝
  2. カローラクロスと立場が逆転、だからこそ生まれた「斬新セダン」のデザイン…ジャパンモビリティショー2025
  3. ライバルはアルファード? メルセデスベンツの最高級ミニバンが日本初公開!…ジャパンモビリティショー2025
  4. トヨタ『ハイラックス』新型、11月10日にタイで世界初公開へ
  5. 三菱自動車の営業利益81%減、赤字92億円 2025年度上半期決算
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る