ミシュランは17日、『ミシュランガイド東京2010』の発売に先立ち新宿区西新宿の東京都庁でミシュランガイドのセレクションを発表した。
10年版では、調査区に新たに江東区と文京区を追加した合計15区を調査。2009年版に掲載されレストラン・料理店とホテルの再調査はもちろん、前回掲載にはいたらなかった施設、新たに候補に上がった施設についても調査を行った。
調査員は、ミシュランの社員、それも業界の専門知識を持った日本人6人が担当。評価基準は全世界共通とし、一般人の視点から調査することによって、公平に、客観的に判断したという。
10年版の評価は、3つ星に昇格した料理店が3軒、セレクションには新たに43軒が加わり、3つ星レストランは11軒とパリの10軒をしのぐ評価となった。
この評価にミシュランガイド6代目総責任者のジャン・リュック・ナレ氏は、「パリに戻ってトマトを投げつけられないかをパリのスタッフに聞いてから帰ろうかと思っています。しかし、調査店舗数でいえば東京は約16万、パリは約4万なので3つ星は4倍近く付いていてもおかしかしくはないでしょう」と述べた。
ミシュランガイド東京2010は、11月20日に発売する。