富士重、エコシップ・モーダルシフト事業で受賞

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富士重工業は、環境事業部門エコテクノロジーカンパニーと物流子会社スバルロジスティクスが2009年度エコシップ・モーダルシフト事業で、特に貢献度の高い優良事業者として「国土交通省海事局長表彰」を受賞した。

エコシップ・モーダルシフト事業は、一般貨物の輸送で、陸上輸送から省エネ・CO2削減効果のある船舶を利用した海上貨物輸送への転換(モーダルシフト)促進を目的に、海上輸送を一定以上の割合で利用するなど、モーダルシフトに貢献する荷主企業、物流事業者に対し「エコシップマーク」の使用を認定している。特に貢献度の高い優良事業者には、国土交通省海事局長の表彰を行っている。

富士重のエコテクノロジーカンパニーでは、CO2排出量の削減のため、宇都宮工場で生産した塵芥収集車『フジマイティー』の輸送を、陸路の自走から海上輸送へのモーダルシフトを推進した。

海上輸送利用には輸送時間がかかることがネックだったが、スバルロジスティクスと共同で、定期船を利用した出荷日程の前倒しなどの取り組みにより、2008年度以降は、従来の北海道・九州向けに加え、近畿・中国・四国向けの出荷車についても、海上輸送へ切り替えた。

この結果、陸路による自走と比べCO2排出量は全体で約32%削減できたとしており、こうした取り組みが今回評価された。

富士重では、今後もモーダルシフト推進をはじめ、商品・生産・物流のビジネス全体で、環境対応に取り組む方針だ。

《レスポンス編集部》

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