フタバ産業、中期経営計画を策定

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フタバ産業は、「中期経営計画」を策定した。

同社は過去の決算を訂正したり、子会社への不正な融資が発覚するなど、不祥事が相次いだため、信頼回復に向けて新生フタバ産業として今後の経営の基本方針、経営目標を中期経営計画に定めた。

計画では今後3年間を再生期と位置づけ、2010年の営業黒字化、2011年度に黒字体質の定着を目指す。

中期経営計画の最終年度である2011年度に売上高をほぼ2008年度並の3900億円とし、収益力アップで営業利益110億円、経常利益90億円、最終利益60億円を目指す。

重点施策として収益力を改善するための施策として製造マネジメントシステムの改善、仕入価格・仕入総費用の削減、海外生産拠点の再編・強化などを進める。

また、今後は「環境」を重要なテーマとして捉え、排熱回収器やDPFなどの製品やガスコージェネシステムなどの開発を強化する。

企業風土の変革に向けた取り組みとしては、内部統制の強化、権限と責任の委譲、コンプライアンス意識の徹底、双方向コミュニケーションなどを実践する。

このほか、短期重点施策として同社は現在、特設注意市場銘柄に指定されており、指定解除を受けることが会社の最重要課題であると位置づけ、全社を挙げて内部管理体制の整備を進める。今年10月には改善状況報告書を提出し、来年に予定される東証の審査に向けて、指定解除を受けられるよう最善の努力を尽くすとしている。

《レスポンス編集部》

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