『モータートレンド』カーオブザイヤー2010、フォード フュージョン に栄冠

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モータートレンドCOTY2010を受賞したフュージョン
モータートレンドCOTY2010を受賞したフュージョン 全 5 枚 拡大写真

米国の有名自動車メディア『モータートレンド』は17日、「2010モータートレンド・カーオブザイヤー」を、フォード『フュージョン』に授与した。

同賞は2008年11月1日から2009年10月末までの1年間に、米国で発表された乗用車の中から最高の1台を選出するもの。今年で60回を数え、米国の自動車メディアが発表する賞としては、最も権威が高く、各方面から高い注目を集めるアワードとして知られる。

今回ノミネートされていたのは、全23車種。日本メーカーでは、トヨタ『プリウス』、レクサス『HS250h』、日産『キューブ』『370Z』(日本名:『フェアレディZ』)、ホンダ『インサイト』、マツダ『3』(日本名:『アクセラ』)、スバル『レガシィ』、スズキ『キザシ』がリストアップ。

また欧州からは、メルセデスベンツ『Eクラス』『Eクラスクーペ』、BMW『7シリーズ』『Z4』、フォルクスワーゲン『ゴルフGTI』『ルータン』、ポルシェ『パナメーラ』がノミネートされていた。

最終選考は、モータートレンドのスタッフが一般道、サーキットなどの走行テストを行い、デザイン、エンジニアリング、経済性、安全性など6項目を基準に、最優秀の1台を選び出した。

イヤーカーに輝いたのは、フォード『フュージョン』。同車はフォードのミッドサイズセダンで、トヨタ『カムリ』やホンダ『アコード』がライバルだ。フュージョンの販売は好調に推移しており、今年は11月上旬の時点で、15万1137台と過去最高を更新。1 - 10月では、前年同期比15%増という伸びを見せた。

人気の要因がハイブリッド。2.5リットル直4ガソリンエンジンにモーターを組み合わせ、米国EPA(環境保護局)燃費は、市街地17.4km/リットル、高速15.3km/リットルを実現している。

モータートレンドのアーガス・マッケンジー編集長は、「フュージョンはパフォーマンス、快適性、燃費のバランスに優れる。ハイブリッドなどの技術も、高く評価できる」と語っている。

同誌の「2010SUVオブザイヤー」は、スバル『フォレスター』が受賞。SUVオブザイヤーとのバランスを考えると、カーオブザイヤーの米国車受賞は、順当な結果!?

《森脇稔》

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