伊藤忠とFPI、マレーシアで固形バイオマス燃料を製造へ

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伊藤忠商事は、世界最大のパーム搾油事業者のフェルダ・パーム・インダストリーズ(FPI)とマレーシアで固形バイオマス燃料製造事業を行う合弁会社を設立ことで合意した。

両社による合弁会社は、パーム油の搾油工程で発生する残渣物であるパーム空果房(EFB)を原料に固形バイオマス燃料「EFBペレット」を製造する工場をマレーシア、ジョホール州に新設する。EFBはパーム搾油工場で大量に発生し、繊維質で水分が高いため用途開発が進んでおらず、有効利用が課題だった。

EFBペレットは食糧、他用途との競合が少ない固形バイオマス燃料で、石油代替燃料として有望視される。今後、生産体制を拡充し、将来的には年産12万t以上まで拡大する予定。

合弁会社が製造するEFBペレットは、伊藤忠を通じて日本の電力会社へ納入する。伊藤忠は日本の電力会社への販売で合意している。EFBペレットが工業用ボイラーの燃料用途として商業規模で導入されるのは世界で初めて。

《レスポンス編集部》

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