21日未明、長野県中野市内の上信越自動車道上り線で、軽乗用車が前走する大型トラックに追突し、弾みで横転する事故が起きた。軽乗用車に同乗していた19歳の女性が車外へ脱出後、後続車にはねられ死亡。運転者を含む2人が重傷を負っている。
長野県警・高速隊によると、事故が起きたのは21日の午前2時30分ごろ。中野市穴田(N36.46.58.7/E138.19.21.9)付近の上信越自動車道上り線で、第1車線を走行していた軽乗用車が、前走する大型トラックに追突。軽乗用車は急ハンドルを切った弾みで中央分離帯に衝突し、第2車線で横転した。
軽乗用車は右側を下にした状態で倒れ、助手席に同乗していた19歳の女性は自力で車外に脱出したが、直後に進行してきた後続の大型トラックにはねられ、頭部強打が原因でまもなく死亡。軽乗用車を運転していた愛知県豊橋市内に在住する22歳の男性と、後部座席に同乗していた22歳の女性が頭部強打などの重傷を負い、近くの病院に収容されている。
現場は片側2車線で、緩やかなカーブ。警察では漫然運転が事故の主因とみて、軽乗用車を運転していた男性から自動車運転過失致死傷容疑で事情を聞く方針だ。