ダイキン工業は、両備ホールディングスとバス車内空間のウイルスを除去する「光速ストリーマ」技術を搭載した「バス用光速ストリーマ除菌ユニット」を共同開発し、12月から両備ホールディングスの高速バス(岡山-東京)に採用する。
長距離バスは多くの人が長時間同じ空間にいることを強いられる。新製品は、長距離バスで「快適で安心できる空間の提供」をコンセプトに開発した。
バスの空調の吸込口に設置したフィルターにウイルスを吸着させ光速ストリーマ放電部から放出する高速電子によりウイルスの活動を抑制、高い除菌効果を発揮する。
ダイキンは、車内での浮遊菌除去試験を両備ホールディングスと共同で行い、その効果を確認した。また、ウイルス除去に加え、花粉や車内で発生するニオイなどの除去効果もあるとしている。
ダイキンでは今回のバス用を第1弾とし、今後も光速ストリーマシステムを他の交通機関などに用途展開していく。