高速道路1000円、年始5日間---パブコメ700件でどうなる?

自動車 ビジネス 企業動向
井上社長(撮影=中島みなみ)
井上社長(撮影=中島みなみ) 全 1 枚 拡大写真

井上啓一東日本高速社長は26日の定例会見で、新年実施予定の高速道路通行料上限1000円の割引について意見を求めたパブリックコメントの応募状況を明かした。

高速道路機構と高速道路会社4社(東日本、中日本、西日本、本四)に寄せられたパブコメは約700件。1000円割引開始前に行われたパブコメ約2000件の意見に比べると少ないが、各行政で実施されている標準的なパブリックコメントからすれば、関心の高さを伺わせる。

先に国土交通省は、年末年始の上限1000円割引について、10年1月1日から連続5日間に渡って実施することを高速道路各社に求めた。今年12月最終週の土曜、日曜の割引を取りやめ、その2日間を新年に加える意向だ。

「年末に実施した時の物流への影響を避けると同時に、年始の渋滞分散を図るため」というのが、国交省が新年5日間連続割引を打ち出した理由。

ただ、最終的には、高速道路機構と高速道路各社が判断するため、意見に年末実施を求める声が大勢を占めた場合、高速道路会社は国交省と利用者との板挟みとなる。

井上社長はパブコメ意見の内容については「分析中」と言及せず、「(1000円割引は)利便性を向上させるためなので、関係機関と協議して対応中する」と述べるにとどめた。

このパブコメは11月10日から19日まで実施された。

《中島みなみ》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. アルファロメオの新型SUV『ジュニア』日本発売に、「420万円はリーズナブル」「マジで美しい」など反響続々
  2. ベントレーの超高級住宅、最上階は「55億円」 クルマで61階の自宅まで
  3. 外装も内装も「どピンク」な超高級SUV、ベントレー特注部門のスゴ技とは
  4. ジープ『チェロキー』新型、新写真からリアデザインが判明
  5. ホンダ N-BOX など7車種1万2653台リコール…過去の改善措置が不適切
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
  3. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  4. トヨタや京大、全固体フッ化物イオン電池開発…従来比2倍超の容量達成
  5. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
ランキングをもっと見る