日産自動車が27日に発表した10月の生産・販売・輸出実績によると、グローバル生産台数は前年同月比9.9%増の30万6146台と、15か月ぶりに前年を上回った。
国内生産は同1.0%減の9万9121台と微減だった。国内販売は伸びたものの、輸出が足を引っ張った。
国内販売は同6.0%増の4万4307台と順調だった。エコカー補助金対象モデルの販売が伸びている。
輸出は同15.3%減の5万6717台だった。北米向けが『キューブ』が好調で同27.7%増となったが、欧州向けが同37.6%減、その他地域向けも同40.3%減となったため。
海外生産は同16.0%増の20万7025台と好調で15か月ぶりに前年を上回った。メキシコとスペインは依然として水面下だが、米国が前年の水準が低かったため、同10.3%増となったほか、中国が同63.1%増と大幅な伸びとなった。英国も同12.6%増と高い伸び率となった。