カーシェアリングの課金を多様化 クレアティーがシステム販売

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カーシェアリング事業「Withree(ウィズリー)」を展開するクレアティー・サービスは12月1日より、同社が開発したカーシェアリング用システム(車両予約・解錠システム)の事業者向けASP提供を開始する。

カーシェアリングビジネスにおいては、利用時間に応じて課金する「従量課金制」をほぼすべての事業者が採用している。これは、クレアティーによると、カーシェアリング事業者用に提供されているシステムが、従量課金にのみ対応する設計であるめだという。

クレアティーでは中央区・品川区など人口集積度が高く、自動車の保有率が比較的低い場所で2009年3月からテストマーケティングを行なった。そして「従量課金制のみのカーシェアリングでは、ユーザーの幅広いニーズに対応できない」、「料金体系の多様化がカーシェアリングビジネスの可能性を広げる」という結論に至った。

新システムでは、従量課金制だけでなく、月額料金で乗り放題になる「定額課金制」、さらには通常の一般向けレンタカーなど、さまざまな課金体系に応じたシステムのカスタマイズが可能。月額のシステム使用料も他社に比べ、半額に近い額で提供するという。

また、クレアティーでは、カーシェアリング事業やシステム開発のほか、車検・定期整備、保険代理、代金回収などの業務も行っているため、カーシェアリング事業への参入を検討している事業者に対し、幅広いサービスを提供できるとする。

今後はガソリンスタンド、コンビニエンスストア、マンション事業者など、カーシェアリングサービスとの相乗効果が高い既存事業者の参入を促し、日本におけるカーシェアリングビジネスの浸透を図る。今回のASP提供により、2010年3月末までに合計500台のシステム導入を目指す。

《高木啓》

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