高速道路緊急点検---盛土のり面の箇所数

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国土交通省道路局が緊急点検の必要な盛土のり面の3形態を示し、関係機関に点検を要請している件で、NEXCO東日本の井上啓一社長は、27日の会見で、同社の管理する路線の盛土のり面の緊急点検箇所は、約1000か所であることを明らかにした。

また、NEXCO中日本は18日、東名高速道路牧之原地区地震災害検討委員会の報告書の中で、調査が必要な箇所を掲載している。

各道路会社が発表した対象点検箇所は、緊急点検が必要な盛土のり面に該当するものを抽出したもので、実際に異常がある箇所ではない。全国の有料道路のほか、国が管理する国土の指定区間も緊急点検を求められている。

2010年3月末までに対象箇所を簡易現地調査して、盛土の強度不足や湧水があった場合は、その後に詳細調査などを行い、必要に応じて改修補強工事を実施することになる。

「日常の点検は行っているが、東名高速道路での被災を契機に、もう一度きちんと安全を確認する意味」だと、道路局はこの要請の狙いを話す。

東日本高速 全1000か所
●道央自動車道 100
●東北自動車道 160
●秋田自動車道 90
●八戸自動車道 80
●北陸自動車道 90
●上越自動車道 110
●そのほか14路線 370

中日本高速 全380か所
●東名高速道路 80
●小田原厚木道路 20
●中央自動車道 140
●名神自動車道 10
●東名阪自動車道 20
●伊勢自動車道 20
●北陸自動車道 90

調査中
●西日本高速
●本四高速
●首都高速
●阪神高速

《中島みなみ》

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