昭和シェル石油は、宮崎県と太陽光発電事業に関するパートナーシップ協定を締結した。
また、同社100％子会社の昭和シェルソーラーは、宮崎県の補助事業、新エネルギー導入促進協議会の地域新エネルギー等導入促進事業として、CIS薄膜太陽電池を使用した太陽光発電所を建設する。
太陽光発電需要は、国内の太陽光発電導入補助制度や余剰電力の買取り制度の拡充、米国のグリーンニューディール政策などの追い風を受けて、大幅な拡大が見込まれている。同社は、中期経営ビジョン「EPOCH 2010」で石油事業とともに太陽電池事業の強化を掲げている。
9月には、昭和シェル、昭和シェルソーラーが宮崎県下に3か所目となるパネル製造工場（年産900MW）建設を決定し、2011年下期に稼働する予定。また、太陽電池パネル製造に加えて太陽光発電にも取り組み、太陽電池事業を強化する。
昭和シェルは、今回の発電事業を今後の太陽光発電を展開する上での実証的な取り組みと位置付けており、様々なタイプの設置方法を併用して、システムコストの削減や最適な設置方法を検証する。また、宮崎県とのパートナーシップ協定で、県と共同で地域の生徒を対象としたエネルギー教室の開催を予定している。
