ヤマハの新型モペット、ハイブリッド素材の新型ATベルトを採用
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ベルト式オートマチックトランスミッションのオートバイは、変速ユニットのデザインによる車両搭載上の制約や、ゴムを主原料とするベルトの耐久性の問題から、車輪の径の小さなスクータータイプに限られていた。
今回、三ツ星ベルトが開発した高弾性な耐熱樹脂と、柔軟な耐熱ゴムを組み合わせたハイブリッド素材によるオートマチックトランスミッション用ベルトは、素材の持つ高い耐熱性能と、高いフレキシビリティを実現する独特の構造によって耐久性能を飛躍的に向上、変速ユニットのコンパクト化を実現し、車両搭載上の制約を大幅に改善した。
従来のゴム製ベルトに比べ2倍以上の長寿命を達成すると同時に、伝達馬力のロスを大幅に低減できることから、燃費の改善にも貢献するとしている。
ヤマハでは、ハイブリッド素材のオートマチックトランスミッション用ベルトの特長を活かしてASEAN市場など向けの車輪の径が大きなマニュアルトランスミッション仕様のモペット車両に採用した。
《レスポンス編集部》