日立電線、表面処理付き圧延銅箔の量産を開始

自動車 ビジネス 国内マーケット
表面処理付き圧延銅箔
表面処理付き圧延銅箔 全 1 枚 拡大写真

日立電線は、粗化を施した「表面処理付き圧延銅箔」を12月から本格量産に入る。

圧延銅箔は、鋳造した銅塊を圧延機により薄く延ばしたもので、主にFPCの導体や、リチウムイオン二次電池の負極集電体として使われる。

同社は、銅条の製造で培った圧延技術を活かし、1990年代から圧延銅箔を手がけている。圧延銅箔をFPCの導体として用いる際には、ベース材料や接着剤との密着性を向上させるため、銅箔表面を粗い状態にする粗化と呼ばれる表面処理工程が必要。

これまで同社では、原箔と呼ばれる表面処理工程前の製品を中心に顧客に納入してきたが、一貫生産による品質面、コスト面での競争力を強化するため、粗化を施した表面処理付き圧延銅箔を本格的に量産する。

圧延銅箔の生産拠点である土浦工場に、表面処理の設備を導入、月産50万平方mの量産体制を構築した。

今後、さらに屈曲性を向上させた表面処理付き圧延銅箔の開発に注力するとともに、圧延銅箔事業の強化・拡大を図る方針だ。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 最後のフォードエンジン搭載ケータハム、「セブン 310アンコール」発表
  2. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  3. 船上で水素を製造できる「エナジー・オブザーバー」が9年間の航海へ
  4. 「三菱っぽくないけどカッコいい」ルノーの兄弟車となる『エクリプス クロス』次期型デザインに反響
  5. 宮崎「シーガイア」にサーキットがオープン! セグウェイの「電動ゴーカート」を日本初導入
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  2. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  3. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  4. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  5. 「あれはなんだ?」BYDが“軽EV”を作る気になった会長の一言
ランキングをもっと見る