ヤマハ発動機は、12月4日付けで、木村隆昭常務執行役員が社長職務を代行すると発表した。当面の措置としている。
戸上常司社長執行役員が病気治療で入院したため。
戸上氏はヤマハ発の会長だったが、梶川隆氏が経営悪化で任期途中で辞任したため、11月1日付けで社長に就任した。戸上氏が中心となって経営再建を進める矢先に病に倒れた。
前社長の戸上氏は、「社長就任直後にこのような状況になり、大変申し訳なく思っております。わたしが率先して会社の構造改革を推進するつもりでいましたが、この厳しい時期のトップとしての業務に少しでも空白を置くことはできないと判断し、社長代行を代表取締役常務執行役員の木村にお願いすることにいたしました。今は治療に専念いたします」と述べた。
社長職務に就任した木村氏は、「この時期に社長代行を命じられ、大きな責任を感じております。戸上が復帰するまでの間、使命を全力で果たし、全社一丸となって来期の黒字化を実現させたいと思います」とコメントした。