他人の免許証を悪用してなりすます 元暴力団員逮捕

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交通違反の取り締まりを受けた際、接遇した警官に他人の免許証を提示し、別人になりすましていたとして、警視庁は3日、44歳の元暴力団員の男を有印私文書偽造・同行使などの容疑で逮捕した。容疑を大筋で認めているという。

警視庁・小松川署によると、逮捕された男は今年2月25日深夜、東京都江戸川区内で乗用車を運転中に携帯電話を使用したとして、道路交通法違反容疑で摘発された際、埼玉県内に在住する他人の免許証を提示。この人物になりすました疑いがもたれている。

警察はこの人物が違反を行ったものとして処理したが、反則金納付を求める手続きを進めたところ、この人物は1月に亡くなっていたことが判明。別の交通違反事件でも同じ免許証が使われていた。

警察ではこの人物の免許証を何者かが不正に入手して悪用していたものと判断し、使用者の特定を進めていたが、クルマのナンバーなどから千葉県内に在住する元暴力団員の男が事件に関わっていた可能性が高くなり、3日までに有印私文書偽造・同行使などの容疑で逮捕している。

免許証の名義人である人物と、逮捕された男は顔が似通っており、短時間では別人と見抜けなかったとみられている。調べに対して男も「2回か3回やった」などと供述しているようだ。

《石田真一》

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