日産 デュアリス、欧州でマイチェン…日本では?

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キャシュカイ(日本名:デュアリス)
キャシュカイ(日本名:デュアリス) 全 6 枚 拡大写真

欧州日産は4日、『キャシュカイ』(日本名:『デュアリス』)にマイナーチェンジを施した。フロントマスクを大幅に変更し、イメージを一新している。

画像6枚:日産キャシュカイ(日本名:デュアリス)

キャシュカイは、英国サンダーランド工場で生産。2007年3月の発売以来、累計50万台以上を販売した大ヒット作だ。2008年4月には、3列シート仕様の『キャシュカイ+2』(日本未発売)も追加され、人気小型SUVの地位を確実なものにした。

デビュー以来、初のマイナーチェンジでは、フェイスリフトを実施。ボンネット、グリル、バンパー、フェンダー、ヘッドランプを変更し、新鮮さをアピールする。エアロダイナミクス性能も向上した。リアの変更点は少ないが、テールランプが新デザインとなり、12個のLEDが使用されたのが目を引く。

室内はメーターのデザインを見直すとともに、タコメーターとスピードメーターの間に新しいドライブコンピューターを配置。この液晶モニターには、燃費、クルーズコントロール、スピードリミッターなどの情報を表示する。

NVH対策も徹底。Aピラー付近からの風切り音も低減させた。サスペンションのチューニングは見直され、乗り心地とハンドリングを引き上げている。

1.5リットル直4ディーゼル「dCi」を積む「Visia」グレードには、「ピュアドライブ」を新設定。低転がり抵抗タイヤやホイールカバーの採用、ファイナルレシオの変更などにより、CO2排出量を137g/kmから129g/kmまで低減させた。

新しいキャシュカイは2010年春、欧州で販売開始。英国での価格は、1万5395ポンド(約230万円)からだ。日本仕様のデュアリスは現在、英国生産から国内生産に切り替わっているが、同様のマイナーチェンジを受けると予想される。

《森脇稔》

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