3日夜、富山県富山市内の国道8号を軽乗用車が逆走。衝突を避けようとした順走車に対し、後続の車両3台が追突する事故が起きた。逆走車は止まらず、さらに1.5km走行。最終的には対向車と正面衝突する事故を起こしている。
富山県警・富山北署によると、1件目の事故が起きたのは3日の午後7時45分ごろ。富山市水橋北馬場(N36.42.59.3/E137.19.1.5)付近の国道8号を軽乗用車が逆走。約700m離れた富山市水橋番頭名(N36.42.56.4/E137.18.17.9)で逆走車に気づいた順走の乗用車が衝突を避けようと急停車したが、後続の乗用車や軽ワゴン車など3台が追突。4台が関係視する多重衝突に発展した。
逆走車は止まらず西進。約1.5km先の富山市水橋小路(N36.42.53.3/E137.17.38.2)付近の国道8号で順走の乗用車と正面衝突し、ようやく停止した。この事故で逆走車を運転していた黒部市内に在住する65歳の女性が打撲などの軽傷。巻き込まれた5台の乗員にケガはなかった。
現場は片側2車線で、中央分離帯が設置されている。逆走車は交差点を曲がった際に誤って対向車線側へ進入したとみられるが、運転していた女性は「どうしてこうなったのかわからない」などと供述しているようだ。警察では引き続き逆走の経緯を調べている。