【GARMIN nuvi1480 インプレ】注目のInternet検索 そのセットアップと実力検証

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GARMINの新型ナビnuvi1480のレポート3回目。今回は本機の最大の目玉機能であるInternet検索を中心に紹介しよう。必要な携帯電話の種類や設定についても詳しく説明する。

◆Internet検索に必要なBluetooth搭載携帯とは

本機のInternet検索は、目的地検索時にインターネットに接続し、Googleのデータベースから検索するというもの。常に更新され続けるネット上のデータベースを活用することで、新規オープンの施設や店舗も検索可能となる画期的な機能だ。

本機には通信に必要なハードウエア(通信モジュール)は搭載されていないので、この機能を使うには携帯電話と組み合わせる必要がある。そこで使用できる携帯電話についてまず説明しておこう。

Internet検索に使用できる携帯電話は、インターネットに接続でき、なおかつDUNプロトコルをサポートするBluetooth機能を搭載する機種。ちょっと分かりにくいが、最新機種であれば「Bluetooth付きの携帯」といってしまってもいいだろう。ちなみに、Bluetoothとはパソコンの周辺機器をはじめとするデジタル機器をワイヤレスで接続する通信技術の規格。海外では非常に普及しているが、日本では今ひとつ認知度が低い。携帯電話にしても、自分の使っている機種がBluetoothを搭載しているかどうか知らない人が多いようだ。

最新機種であれば、今ではほとんどの携帯電話がBluetoothを搭載している。ただし、ドコモだけは最新モデルでも非対応の機種が少なくないので注意したい。一方、最新以外の機種を使っている場合はBluetoothが搭載されているか説明書などで確認する必要がある。その際、DUNプロトコルのサポートについても忘れずに確認しよう。ちなみに、ドコモはなぜかつい最近までBluetoothに積極的でなく、2〜3年前まではパナソニック製端末くらいしかBluetoothを搭載していなかった。ドコモの古めの端末を使っていて本機のInternet検索を使いたい人は、機種変更が必要になる可能性が非常に高い。

◆ペアリングとDUNの設定が必要 ドコモだけはさらにmoperaUの契約を

使用できる携帯電話が準備できたら、次は本機とのペアリング設定をする。ペアリングとは、Bluetooth機器を使うには必ず必要になる設定で、お互いの機器に相手の機種名を登録しておくことだ。これはそう難しくこれはごく簡単にできる。つづいてDUNの設定をする。こちらはやや面倒だが、本機の説明書に携帯キャリアごとの設定方法が掲載されているので、その通りにすれば問題ないだろう。

ここでも注意が必要なのがドコモで、ソフトバンクやauはそのままインターネットに接続できるのに対し、ドコモではmoperaUというプロバイダに入会しなければならない。入会手続きはオンラインで数分もあればできるが、やはり面倒だし、それ以上に問題なのがmoperaUは有料サービスであることだ。もともとノートパソコンなどでmoperaUを使っている人ならいいが、本機のInternet検索を使うためだけに最低315円の月額料金を払う価値があるかは難しいところだ。

以上の設定ができれば準備は完了。あとは本機のメニューを選ぶだけでInternet検索ができる。携帯電話はナビの数メートル以内にあればよく、操作する必要は一切無い。カバンやポケットに入ったままでも全く問題なしだ。

ところで、ここで通信料金が気になる人も多いだろう。たとえパケット定額プランを契約していても、今回のように外部機器に接続しての通信では適用外になる場合が多い。しかし、Internet検索で扱うのは文字データで、画像や音楽をダウンロードするわけではない。そのため通信料金は大したことはないようだ。筆者がテストのために通常では考えられないほど何回も目的地検索を繰り返したあと、料金を確認してみたが、定額プラン適用外のパケット通信、つまりこの機能で使用したパケットの料金は200円ほどだった。

《山田正昭》

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