6日午前、茨城県行方市内の国道355号で、前走車を追い抜こうと対向車線側へ進入したバイクと、対向車線を順走してきた普通トラックと正面衝突する事故が起きた。トラックも対向車線側へ進入し、バイクが追い抜いた軽乗用車と正面衝突している。
茨城県警・行方署によると、事故が起きたのは6日の午前9時40分ごろ。行方市麻生(N35.58.57.1/E140.29.14.8)付近の国道355号で、前走する軽乗用車を追い抜こうとしたバイクが対向車線側に進出。直後に対向車線を順走してきた普通トラックと正面衝突した。
トラックは衝突を避けようと急ハンドルを切ったが、弾みで対向車線側に進入。バイクが追い抜いた軽乗用車と正面衝突し、さらに後続のバイク1台と接触。結果として車両4台が関係する多重衝突に発展した。
この事故で、トラックと衝突したバイクを運転していた八千代町内に在住する42歳の男性が全身を強打し、まもなく死亡。軽乗用車を運転していた行方市内に在住する50歳の男性が頭部を強打し、意識不明の重体。トラックと接触したバイクを運転していた男性が打撲などの軽傷を負っている。トラックの運転手にケガはなかった。
現場は片側1車線の直線区間。死亡した男性は仲間13人とともにツーリングの最中だった。警察では無理な追い抜きが一連の事故の主因とみている。