9日午後、兵庫県神戸市中央区内の市道で、交差点を右折しようとしていた乗用車と、対向車線を直進していたバイクが衝突する事故が起きた。バイクは歩道に乗り上げ、歩行者の女性2人も負傷。クルマは現場から逃走したが、警察は後に76歳の男を逮捕した。
兵庫県警・生田署によると、事故が起きたのは9日の午後3時20分ごろ。神戸市中央区中山手通2丁目(N34.41.29.4/E135.11.26.8)付近の市道で、交差点を右折しようとしていた乗用車と、対向車線を直進してきたバイクが衝突した。
バイクは衝突の弾みで歩道に乗り上げ、信号待ちをしていた女性2人を直撃。このうち47歳の女性が足を骨折する重傷、54歳の女性も頭部打撲の軽傷、バイクを運転していた39歳の男性が腰骨を折る重傷を負った。
クルマは現場から逃走したが、その後に同市北区内に在住する76歳の男が「テレビのニュースで事故のことを知った」として警察に出頭。逃走の事実を大筋で認めたことから、自動車運転過失傷害と道路交通法違反(ひき逃げ)容疑で逮捕している。
現場は片側3車線。調べに対して男は「何かに当たったことは帰宅後にクルマの傷を見たことでわかった」などと供述。ひき逃げについては否認しているようだ。