【トヨタ SAI 試乗】プリウスでは物足りない人に…松下宏

試乗記 国産車
SAI
SAI 全 6 枚 拡大写真

トヨタ『SAI』はレクサス『HS250h』の単なる姉妹車かと思っていたら、別のチーフエンジニアがいて開発作業は別個に進められたという。もちろん基本プラットフォームやパワートレインは共通だから、とても近しい関係にあるのは確かだが、姉妹車というほどには近くない。

【画像全6枚】

ハイブリッド車らしい静かさや滑らかさを備えた走りのフィールは、ガソリン車から乗り換えたユーザーならとても新鮮に感じるはず。状況にもよるが、通常ならモーターだけで発進し、停車中にはエンジンが止まるので、とても静かなクルマという印象だ。

アクセルを踏み込んだときのエンジン音や路面状態によるロードノイズはそれなりに入ってくるが、静粛性のレベルはHS250hと同等で高いレベルにあるという。16インチタイヤと18インチタイヤの装着車があるが、断然お勧めなのは16インチ仕様だ。

リヤシートの後部に電池を搭載するため、上級のFFセダンとして考えると室内空間は特に広くはないが、FRセダンに比べたら広い空間が確保されるほか、トランク容量もゴルフバッグ4個という日本基準を満たしている。

価格は必ずしも安くはないが、プリウスの仕様や質感に物足りなさを感じる人や、手頃なサイズの充実仕様のクルマを買いたい人にお勧めできる。安全装備の充実度が高いのも好感が持てるポイントだ。

■5つ星評価
パッケージング:★★★
インテリア/居住性:★★★
パワーソース:★★★★★
フットワーク:★★★★
オススメ度:★★★★

松下宏|自動車評論家
1951年群馬県前橋市生まれ。自動車業界誌記者、クルマ雑誌編集者を経てフリーランサーに。税金、保険、諸費用など、クルマとお金に関係する経済的な話に強いことで知られる。ほぼ毎日、ネット上に日記を執筆中。

《松下宏》

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