今年10月、静岡県磐田市内の東名高速道路上り線で、口論の末に走行中のクルマから飛び降り、軽傷を負った35歳の男について、静岡県警は11日、道路交通法違反容疑で書類送検した。男は容疑を大筋で認めているという。
静岡県警・高速隊によると、問題の事故は10月18日の午前0時40分ごろ発生した。磐田市豊田(N34.44.36.3/E137.49.56.0)付近の東名高速道路上り線で、走行中のワゴン車から富士宮市内に在住する35歳の男が飛び降りた。
クルマは東名磐田バス停付近で減速しており、飛び降りた当時の速度は30-40km/hとみられるが、男は左手などを打撲する軽傷を負った。警察ではクルマを運転していた35歳の女性(男の妻)や、男から事情を聞いていたが、男は車内で妻と口論となり、発作的に飛び降りたことが後に判明した。
男は「カッとなってやってしまった」と反省していたが、警察は「他車両に危険を生じさせる恐れもあった」として、厳しい対処を決断。男を道交法違反(道路における禁止行為)容疑で浜松区検に書類送検した。