中大型クラスのフォークリフトにHV 豊田自動織機が発売

エコカー ハイブリッド
GENEO-HYBRID
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豊田自動織機・トヨタL&Fカンパニーは12月15日から国内市場向けに、3.5t積みディーゼルエンジン式ハイブリッドフォークリフト『ジェネオ・ハイブリッド』の販売を開始した。

ジェネオ・ハイブリッドは、フォークリフト専用ハイブリッドシステムを搭載した。ニッケル水素電池をはじめ、実績のあるハイブリッド自動車用部品を活用し、フォークリフトの特性に対応したハイブリッドシステムを独自に開発した。走行はシリーズハイブリッド方式で、荷役はパラレルハイブリッド方式に切り替わる。現行ディーゼル車と同等の作業性能を確保しながら燃料消費量・CO2排出量ともに半減する。

モーター駆動の走行方式を採用することで、走行中にアクセルペダルから足を離すと、回生制動によりスムーズに減速し、制動エネルギーをバッテリーに回収する「アクセルオフ回生制動」や、登り坂でアクセルペダルから足を離した際の急なずり下がりを防止する「アンチロールバック機能」を搭載する。さらに、ハイブリッド専用モニターを搭載し、エネルギーの流れ、システムの状況を表示することで効率の良い運転をサポートするとしている。

環境に対する意識が高まっている中、国内フォークリフト市場での今年の電動車の比率は57%まで上昇している。しかし、積載荷重3.5t以上の中・大型クラスでは、連続稼働時間で課題のあるケースもあり、電動車の比率は6%にとどまっている。同社では、3.5tの中・大型クラスに環境負荷低減と経済性向上ニーズに対応したモデルを投入して販売の拡大を図る。

価格は732万9000円。

《レスポンス編集部》

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