プジョーは13日、コペンハーゲンで開催中のCOP15(国連気候変動枠組み第15回締約国会議)において、新たな環境政策を発表した。
プジョーの市販車は、最もCO2排出量の少ないブランドのひとつ。欧州で今年1 - 9月に販売した新車の1台当たりのCO2排出量は、全体の50%が130g/km以下だった。また、全世界で見ると、全体の47.5%がCO2排出量140g/km以下と、高い環境性能を達成している。
これは、プジョーの直噴コモンレールディーゼル「HDi」や、直噴ガソリンターボ「THP」、ガソリンNA車の可変バルブタイミング機構「VVT」などの効果。モデル別の最小CO2排出量モデルは、『207』が99g/km、『107』が106g/km、『308』が120g/kmなど優秀だ。
プジョーはCOP15において、今後3年間の環境政策を公表。まず、2010年末に三菱『i-MiEV』のOEMモデル、プジョー『iOn』を欧州発売。続いて2011年末までに、主力車種にアイドリングストップ機能を搭載し、燃費を8‐15%引き上げる。
ハイブリッド戦略も加速。2011年には環境性能をガソリン車比で35%高めた『3008ハイブリッド4』を欧州発売。2012年には『3008プラグインハイブリッド4』をフリートユーザー限定でリリースする。また「Muバイ・プジョー」と名づけた新カーシェアリングを、フランスなど欧州6か国に導入する計画だ。
プジョーは「これはプジョーの環境に対するコミットメントである」と説明している。