【トヨタ マークX 試乗】女性が一目置く…まるも亜希子

試乗記 国産車
マークX
マークX 全 6 枚 拡大写真

「女性が一目置くクルマだ」。

【画像全6枚】

私が『マークX』に試乗して実感したことだが、そう言うと不思議に思う人は多いかもしれない。マークXのターゲットは、まぎれもなく男性ではないか、と。

私がこの実感に至るには、いくつかの驚きがあった。まずは、運転席に乗り込みシートポジションの上下前後を合わせた時だ。前方視界がことのほかタイトで、ルームミラーが邪魔に思えるほど。これはトヨタのセダンでは稀な経験で、男性の体格をより重視していることを窺わせた。

次に、エンジンをかけて発進しようとした時だ。昨今は「ふんわりアクセル・eスタート」がクセになっており、その感覚でペダルを踏んだ。が、あまり反応がなく前に進んでくれない。「おや?」と思って再度、心もち強めにペダルを踏むと、ようやく反応があった。つま先に感じるこの硬さ、これも最近では珍しいものだ。

そしてさらに、富士周辺のワインディングで感じた、久々に手応えのあるハンドリング。4輪がガシッと路面に食いつき、その入力がダイレクトに手元に返ってくる。時にはこちらの腕力が負けて、センターラインからはみ出しそうになったほどだ。

ハッキリ言って最近は、どんなに高級なクルマでも、スポーツを売りにするクルマでも、女性だからといって運転に苦難を感じることはまず無くなっている。パワーが数百馬力だろうが、最高速度が数百km/hだろうが、軽自動車と変わらず普通に運転できるものだ。これは快適な反面、本当の実力がわからずじまいだし、ありがたみも薄まる。

ところがマークXは、久々に「これは手強いぞ」と感じさせてくれた。プラットフォームもエンジンもレクサス『IS』と共通になったが、ISにはそこまで感じなかった。明らかにマークX独自の哲学が、ビシッと1本通っている硬派なクルマだ。だから私は、これをサラリと操る男性がいたら、一目置くにちがいない。

■5つ星評価
パッケージング:★★★
インテリア/居住性:★★★
パワーソース:★★★★
フットワーク:★★★★★
オススメ度:★★★★★(男性に限り)

まるも亜希子|カーライフジャーナリスト
大学在学中に声優デビュー、卒業後は自動車専門誌で編集者を務める。2003年、カーライフ・ジャーナリストとして独立し、雑誌、ウェブ、ラジオ、CS、イベントへの出演等を軸に活動中。2004年、2005年には、サハラ砂漠2500kmを走破する女性だけのラリーに挑戦し、日本人チームとして初めて完走。現在、ニッポン放送『DRIVE with ECO&DREAM』レギュラー出演中。

《まるも亜希子》

ピックアップ

レスポンス公式TikTok

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トヨタ、WEC富士でル・マン優勝車や新型スーパーカー『GR GT』を展示 9月25日-27日
  2. ダイハツ『ムーヴ』など3車種1万台にリコール… 内装材が燃焼基準に不適合
  3. 人気ミニバンが2027年にも大進化へ! トヨタ『ノア/ヴォクシー』次期型は新開発1.5LエンジンHEVか?
  4. マツダ『ロードスター』次期型は1000kg級の軽さ追求、BEVも視野に
  5. 三菱『デリカD:5』約2万台にリコール…メーターが表示されない
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 居眠り・脇見を監視、「DMS」を義務化…乗用車は2031年から、バス・トラックではすでに普及
  2. 【全文PDFプレカン】日産自動車 長期ビジョン発表会
  3. ホンダの交換式電池、建設現場で実証…高さ385mの「トーチタワー」
  4. 「発想が素晴らしい」ヤマハが開発した保育現場向け「電動アシストお散歩カー」が話題に、「補助金回して」の声も
  5. ポルシェはなぜブガッティを手放した? 10億ユーロで売却、選択と集中へ
ランキングをもっと見る