【スズキ アルト 新型発表】鈴木会長「私にとって大変印象深いモデル」

自動車 ニューモデル 新型車
新型アルトと鈴木会長
新型アルトと鈴木会長 全 3 枚 拡大写真

スズキは16日、都内のホテルで新型『アルト』の発表会を行った。その記者会見の席上、鈴木修会長兼社長はアルトについて「私にとって、大変印象深いモデル」と話し、しみじみと続けた。

「私は78年に社長に就任して、その年に(初代アルト)を発売する予定だったが、もう一度見直そうと1年遅らせた」

そして発売の際、新しいアイデアを3つ盛り込んだ。まず、その当時、輸送価格をクルマの価格に上乗せしていたのを業界で初めて全国統一価格にした。2つ目が50万円を切るという低価格を実現した。3つ目があえて荷客兼用車とし、モデルを1つに統一して生産効率を上げた。クルマのカラーも白と赤の2色だけにした。

その結果、非常に人気を博し、すぐさま工場の増設に取り掛かったというエピソードが残っている。30年経った現在、販売台数は1000万台を超えた。アルトは「スズキが自動車産業に参入するきっかけをつくってくれたクルマ」。鈴木会長がアルトに対し、特別の思いを抱くのは当然かもしれない。

《山田清志》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 狭い道! 制限1.9mだが何かがおかしい…東京都小金井市
  2. 4億円オーバーのV12エンジン搭載「完全アナログ」なハイパーカー登場!
  3. ポルシェ、新型『911カップ』発表…520馬力にパワーアップ
  4. 狭い道! 制限1.7m、昔からあったのが「42条2項道路」…東京都小金井市
  5. トヨタ『ハリアー』6年ぶりのフルモデルチェンジへ…注目ニュースベスト5 2025年上期
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る