ドバイショック!! 軍用車ベースのSUVが突如、出現

自動車 ニューモデル モーターショー
ALANQA Vガード
ALANQA Vガード 全 6 枚 拡大写真

アブダビの新興メーカー、ALANQAモーター社は16日、ドバイ国際モーターショーにおいて『Vガード』を発表した。軍用車をルーツに持つタフなSUVである。

Vガードは、もともと軍用車として開発。エンジンはGM製7.4リットルV8で、シボレー『コルベット』用をベースとするこのV8は、チューニングによって620psの最大出力を引き出す。

トランスミッションはGM製6速ATで、トランスファーはGM製の2スピードタイプ。パワフルなV8は2400kgというヘビー級ボディを、0-100km/h加速7秒、最高速210km/hまで引っ張る。

ガソリンタンクは200リットルの大容量で、最大航続距離は750km。当然ながら、ガソリンがぶ飲みで、燃費は3.75km/リットルだ。

ボディサイズは全長5370×全幅2150×全高1900mm、ホイールベース3692mm。グラウンドクリアランスは650mm、アプローチ/ディパーチャーの両アングルは80度。水深120cmまでなら走行可能というタフなスペックを備える。

Vガードを見て、ハマー『H1』を連想する人も多いだろう。1992年に登場したハマーH1は、AMゼネラル社が軍用車の『ハンビー』を民生用に変更したモデル。現在はエコを推進するカリフォルニア州のアーノルド・シュワルツェネッガー知事も、かつてはH1の熱烈なファンだったことで知られる。

AMゼネラルはGMの傘下に入り、GM車ベースの『H2』『H3』を次々と発売。しかし2006年、H1は排出ガス基準への適合が困難なことを理由に、生産を終了した(軍用車のハンビーは継続生産中)。

突如、ドバイモーターショーに出現したVガードは、ハマーH1の再来といえそう。価格は12万 - 30万ドル(約1080万 - 2700万円)で、年間最大100台を生産する計画だ。やはり中東市場では、このような車の需要が根強いのだろう。

《森脇稔》

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