大晦日の総決算:車放火1137台、花火負傷509人、実弾も

自動車 社会 社会
花火をあげるのがお約束
花火をあげるのがお約束 全 1 枚 拡大写真

フランスのオルトフォー内務大臣は1日、昨年12月31日夜に国内で放火された自動車の数は1137台であったと発表した。これは2008年の1147台に比べると10台の微減。パリおよび周辺3都市で放火された車両の数は198台で、こちらは50台減だった。

いっぽうイタリア国家警察が1日発表したところによると、31日に国内で爆竹・花火などを使った新年祝いで怪我をした人の数は、重傷17人を含む509人にのぼった。こちらは前年の382人に比べると大幅増だったが、前年1人いた死者数は今回はゼロだった。

負傷者が多かったのは、花火や爆竹で祝う習慣が今日も色濃く残る南部だ。ナポリでは国内最高の73人が負傷。レッチェでは暴発した花火で男性が左手を失う重傷を負った。

フランスの自動車放火とイタリアの花火・爆竹による事故は、ともに大晦日に集中する。そのため両国の警察・消防当局および救急関係者は、毎年対応を強化している。

フランスでは今回の大晦日、不審尋問の件数は288人から549人に、拘留件数は219人から481人にと、前年に比べて大幅に増加した。イタリアでも2009年末に、密輸入品や安全基準未適合品などを合計247トンもの火薬類を押収した。

ただしイタリアでは花火・爆竹のみならず、新年到来に合わせて銃器の実弾を撃つ行為も毎年発生して問題となっている。今回の大晦日もシチリア島のカターニャで、ピストルから発射されたと思われる流れ弾に当たった4人が負傷。うち1人が頭部に当たって重傷を負った。背景には、日本などと比べて比較的緩い銃器の登録・所持規制がある。

《大矢アキオ Akio Lorenzo OYA》

【注目の記事】[PR]

レスポンス公式TikTok

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. パナソニック ホールディングス・人事情報 2025年11月1日付
  2. 新型トヨタ『RAV4』にモデリスタ、「アーバン」と「ラギッド」の2スタイルでカスタマイズ
  3. 注目の125ccスクーター2台をガチンコ比較!「静粛」のアクシスZか?「快活」のアドレス125か?
  4. トヨタ『RAV4』新型、3つのスタイルで登場…まずはハイブリッドを450万円から発売
  5. キヤノン3社、ナノインプリント技術や先端パッケージング装置を展示へ…SEMICON Japan 2025
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る