【CES 10】自動車の比重が増す---世界最大規模の家電見本市 1月6日開幕

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ラスベガスでおこなわれる年初恒例の家電見本市、「2010 International CES」が、7日より開幕する。会場はラスベガスコンベンションセンターほか。

開幕に先立つ6日には早朝からLG、サムソン、東芝、パナソニック、ソニー、パイオニアといった主要家電メーカーのプレスカンファレンスが主にヴェネツィアンホテルで実施される。コンベンションセンターに隣接するヒルトンホテルでは、同日夕刻よりマイクロソフトのスティーブ・バルマー氏のキーノート・スピーチがおこなわれるほか、7日にはフォードのアラン・ムラーリ氏とインテルのポール・オッテリーニ氏が、また8日にはノキアのオリペッカ・カラスブオ氏とクアルコムのポール・ジェイコブズ氏がそれぞれ講演予定だ。

展示は7日より始まり、中央ホールと南ホール下層階はAV機器、南ホールの上層階は無線やホームネットワーク機器およびカメラ、そして北ホールでは車載端末やゲーム関連などに分かれる。

CESではここ数年、車載機器とそれに関連する分野の比重は次第に大きくなりつつある。キーノートスピーチでは、08年がGM会長(当時)のリック・ワゴナー氏、昨年はフォードのアラン・ムラーリ氏が壇上に立った。前述の通り、ムラーリ氏は今年もキーノートスピーカーとして予定されている。またマイクロソフトは車載情報端末向けプラットフォームのMicrosoft Autoをフォードなどの自動車メーカーと共に出展するなどしており、今年も韓国KIAとのコラボレーションによる「UVO」のお披露目の場としてCESを選んだ。

自動車関連でCESの注目点を挙げてみると、スマートフォンの普及と性能向上によるナビゲーション分野への参入と、それに対抗する形となったGARMINやTomTomなどGPSメーカーの通信分野への進出、Microsoft Autoに代表される車載情報端末プラットフォームの統合、そしてPHV/EVが本格的な普及段階に入るにあたって車両と通信との連携はどのように提示されるかなど、興味は尽きない。

《北島友和》

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