【デトロイトモーターショー10】ビュイック リーガル に最強グレード、GS誕生

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ビュイック・リーガルGS
ビュイック・リーガルGS 全 6 枚 拡大写真

GMは7日、ビュイック『リーガル』の最強グレード、「GS」の概要を明らかにした。直噴2.0リットル直4ターボ(255ps、40.8kgm)を積むリーガルのイメージリーダーだ。

2010年、米国で6年ぶりに復活するリーガルは、オペル『インシグニア』がベース。インシグニアには、高性能バージョンとして「OPC」(オペル・パフォーマンス・センター)が設定されているが、リーガルにも同様の高性能モデルが用意されることになった。

足回りは、ドイツ・ニュルブルクリンクにおける1万kmに及ぶ走行テストで、徹底的に鍛え上げられた。フロントのストラットサスペンションは「ハイパーストラット」と命名。トルクステアの低減、グリップの向上を狙って専用チューニングされた。さらに「IDCS」(インタラクティブ・ドライブ・コントロール・システム)も導入。ドライバーの好みに応じて、「ノーマル」「スポーツ」「GS」の3モードが選択でき、サスペンションの設定やスロットルレスポンスなどが変化する。

リアに電気式LSDを組み込んだ「アダプティブ4WD」も専用チューン。ブレーキはブレンボ製が奢られ、クロスドリルドタイプのローターは355mmの大径仕様だ。タイヤは255/35ZR20サイズを履く。

インシグニアOPCとの最大の違いはエンジン。2.8リットルV6ターボ(325ps、44.4kgm)に代えて、直噴2.0リットル直4ターボを搭載する。このエンジンはリーガルの「CXL」グレード用をベースに、ブーストアップなどの専用チューンを施したユニット。最大出力は255ps、最大トルクは40.8kgmを引き出す。トランスミッションは6速MT。リーガルGSは、0-96km/h加速6秒以下という卓越したパフォーマンスを発揮する。

外観は専用前後バンパー&ロッカーパネル、トランク一体リアスポイラー、デュアルエグゾーストなどが特徴。フロントバンパー左右には、迫力の大型インテークが装備される。室内はレカロシート、スポーツステアリングホイール、専用シフトレバーなどを採用し、スポーティなムードを演出している。

リーガルGSは、11日に開幕するデトロイトモーターショーで正式発表。現時点ではショーカーだが、近い将来、米国市場へ投入されるのは確実だ。

《森脇稔》

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