10日深夜、茨城県つくば市内の常磐自動車道上り線で、道路上に架かる市道陸橋から自転車が本線上に投げ込まれ、クルマ1台がこれに乗り上げる事故が起きた。翌11日早朝にも同様の事件が起きたが、警察は同市内在住の男子中学生2人を補導している。
調べに対して2人は「学校が面白くなく、むしゃくしゃしてやった」などと供述しているようだ。
茨城県警・高速隊とつくば中央署によると、1件目の事件が起きたのは10日の午後11時10分ごろ。つくば市谷田部(N36.1.7.5/E140.4.45.4)付近の常磐自動車道上り線で、本線上に落ちていた自転車に対し、進行中の乗用車が乗り上げ、車両の前部が小破した。
現場付近には高速道路上に架かる市道の陸橋があり、高速隊ではここから何者かが自転車を投げ込んだ可能性が高いとみて、市道を管轄するつくば中央署と連携した捜査を開始した。
2件目の事件は11日午前6時ごろ発生している。1件目の現場から約600m離れたつくば市谷田部(N36.1.42.4/E140.5.30.2)付近の常磐自動車道上下線で、自転車2台と消火器3本が投げ込まれたが、これらに絡んだ車両は無く、直接的な被害は発生しなかった。
つくば中央署が事件後に現場周辺を捜索したところ、午前7時30分ごろに不審な行動を取る男子中学生2人を発見。職務質問を実施したところ、投げ込みを大筋で認めたことから、道路交通法違反(禁止行為)容疑で補導している。