10日午前、茨城県水戸市内の自動車用品販売店で、若い男が店内に陳列していたカーナビゲーションを盗難する事件が起きた。男は制止する店員をクルマでひきずって逃走。警察は後に21歳の男を強盗傷害容疑で緊急逮捕している。
茨城県警・水戸署によると、事件が起きたのは10日の午前10時55分ごろ。水戸市住吉町(N36.19.43.9/E140.28.22.5)付近にある自動車用品販売店で、若い男が店内に陳列していたカーナビゲーションなどの商品(売価約11万円相当)を持ち出すのを33歳の男性店員が発見した。
男は軽乗用車に乗り込んで逃走しようとしたため、店員はドアミラーをつかんで制止したが、直後に急発進。店員は約5mひきずられ、手や腰を打撲する軽傷を負った。
通報を受けた警察では逃走車両を一斉手配。約7時間後の午後6時ごろ、目撃されたナンバーや車種が似通ったクルマを笠間市内で発見。運転していた水戸市内に在住する21歳の男に職務質問したところ、容疑を大筋で認めたことから緊急逮捕した。
調べに対して男は「仕事が無く、生活費を目的に盗んだ」などと供述しているようだ。警察では他にも窃盗の余罪がある可能性が高いとみて、男を厳しく追及している。