【デトロイトモーターショー10】フォードグループのスター3人がそろい踏み

自動車 ニューモデル モーターショー
リンカーン、新型『MKX』を発表
リンカーン、新型『MKX』を発表 全 26 枚 拡大写真

フォードモーターは、12日に行われた「リンカーン」ブランドのプレスカンファレンスで、マイクロソフトと共同開発したテレマティクスプラットフォーム『SYNC』搭載の新型『MKX』を発表した。

ヘンリー・フォードの孫ビル・フォード氏、将来の社長候補として出世街道をひた走るマーク・フィールズ氏、大胆な改革でフォード復活への道筋を付けつつあるアラン・ムラーリ氏というフォードの“スター”が勢揃いしたプレスイベントとなった。

MKXは、2006年末に登場したリンカーンブランドのミッドサイズSUV。車格は『ナビゲーター』の下に位置している。車台はフォード『エッジ』、マツダ『CX-9』等と共有しており、エンジン横置き・FFベースだ。今回はマイナーチェンジモデルの登場と言うことになる。

広大なコボ・アリーナでおこなわれたプレスカンファレンスでは、まずはじめにフォードグループの創始者の孫であるビル・フォード氏が登場し、MKシリーズの紹介をおこなった。女性歌手の歌声と共に、『MKX』『MKT』『MKZ』といった新世代リンカーンMKシリーズが姿を現す。そして最後に今回の主役であるMKXが舞台下から現れると、会場は大きな拍手に包まれた。

そして副社長兼北米部門社長のマーク・フィールズ氏が登場し、新型MKXの各
種装備と改良点をプレゼン。エンジンをはじめとするパワートレインの刷新や内
外装の変更、そしてモデルチェンジを機に導入される新型SYNCのサービス
「MyLincoln Touch」を紹介した。新世代SYNCでは、改良された入力インター
フェイスや多岐にわたるメディアプレーヤ/携帯電話などとの接続機能、そして
コンテンツサービスの強化など、同クラスでも最上級レベルのサービス・機能を
アピールした。

最後に、アラン・ムラーリ氏が現れて、「リンカーンおよびフォードで展開する
80%の車種に(新型テレマティクスサービスの)MyLoncoln TouchとMyFord Touch
を投入する準備ができている」と語り、テレマティクスサービスを軸としたサー
ビスの向上を商品訴求の重要なツールにしていく考えを示した。

《北島友和》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
  2. メルセデスベンツの主力SUV『GLC』、新型を9月に世界初公開へ
  3. カワサキ『Ninja ZX-25RR』を日本初導入、価格は105万2700円 スタンダード版「25R」は廃止
  4. 三菱『パジェロ』7年ぶり日本復活か!? 日産 パトロール 派生モデルの可能性も
  5. その名の通り1000馬力! 新型スーパーカー『ブラバス1000』発表、AMG GTのPHEVをさらに強化
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
ランキングをもっと見る