プジョーがEVインフラ普及で2社と提携

エコカー EV
BB1
BB1 全 3 枚 拡大写真

プジョーはブリュッセルモーターショーで、電気自動車(EV)のインフラ普及に際し、同国のヴェオリア・グループ、オランダのグリーンホイールズの2社と提携したと発表した。

[写真:三菱がOEM供給する iOn]

この提携には、EVの導入を目指す先進的な考えを持ったヨーロッパ20都市も含まれており、プジョーでは一連のプロジェクトをEVA(EV for Advanced Cities)と呼んでいる。

ヴェオリアは水道水の供給などを行う水事業企業として知られているが、当初から公共交通の運行業務も手がけてきており、現在は世界各地にその手を広げている。グリーンホイールズはオランダやドイツでカーシェアリングの運営などを行う会社だ。

プジョーは先週8日に世界同時発信したブランド戦略において、電気自動車を環境対策の柱のひとつとすることを表明。すでに2000台の予約注文を受け付けているという三菱『i-MiEV』のOEM供給車『iOn』、ベンチュリと共同開発した『パートナー』を発売するほか、電動スクーターを復活させるなど、全社レベルで電動化を推し進めていくとアナウンスした。今回の発表はその戦略を補完するものといえるだろう。

そういえばライバルのルノーも、クィックドロップ(電池交換)式EVを提唱する米企業ベタープレイスなどのインフラ構築企業と手を結んでいる。まちづくりとセットでEV導入を考えるところが、都市計画を得意とするフランスらしい。

《森口将之》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. スズキが新型「軽EV」を世界初公開へ、2026年度内に量産化、軽商用EVも…ジャパンモビリティショー2025
  2. ヤマハ発動機が新型3輪オープンカー、「AIで成長する」2輪車を世界初公開! 大型EVバイクなど16モデルずらり…ジャパンモビリティショー2025
  3. 「バンバン」が復活! スズキは二輪展示でも世界初、日本初が目白押し…ジャパンモビリティショー2025
  4. ハイエースの牙城を崩すか、個性的デザインの「EVバン」が日本上陸…キア『PV5』発売は2026年春
  5. 寂しさ45%、読者の感情:レクサス『LS』生産終了…「時代の流れ」「次への期待」が交錯
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る