【デトロイトモーターショー10】トライアック 3輪EVが進化、航続は160kmへ

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グリーンビークルズ社のトライアック。会場展示はなし
グリーンビークルズ社のトライアック。会場展示はなし 全 1 枚 拡大写真

米国のグリーンビークルズ社は11日、デトロイトモーターショーにおいて、2010年モデルの『トライアック』(TRIAC)を発表した。

グリーンビークルズ社はカリフォルニア州に本拠を置く新興メーカー。同社が開発した2名乗車のコンパクトな3輪EVが、トライアックだ。2008年4月、プロトタイプを初公開。その後、一部ユーザーに販売して、量産に向けた体制を整えてきた。

2010年モデルでは、航続距離の延長が図られた。リチウムイオンバッテリーのマネジメントシステムやモーターの制御、エネルギーストレージシステムなどを改良。これにより、最大航続距離は従来の130kmから160kmへ、23%の向上を果たした。

モーターは最大出力27ps。最高速は従来通り、130km/hだ。充電は110Vと120Vに対応しており、120Vなら6時間でチャージ完了。80km程度の走行分のバッテリー容量なら、3時間で充電できるという。

トライアックの2010年モデルは、10月から販売開始。価格は2万4995ドル(約230万円)からだ。グリーンビークルズ社は、「年間1000台を生産する」と鼻息も荒い。

《森脇稔》

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