13日午前、福島県大玉村内の東北自動車道上り線で吹雪による視界不良を原因とした多重衝突事故が発生した。事故は約1km区間の6か所で連続して発生。乗用車やトラックなど27台が関係し、5人が軽傷を負っている。
福島県警・高速隊によると、最初に事故が起きたのは13日の午前11時45分ごろ。大玉村玉井(N37.31.40.3/E140.23.10.6)付近の東北自動車道上り線で、吹雪による視界不良で減速した乗用車に対し、後ろから進行してきた大型トラックが追突。横向きになって2車線を塞いだトラックに対し、後続車8台が次々に突っ込み、車両10台が関係する多重衝突に発展した。
現場を先頭に、事故直後から渋滞が発生したが、後方約1km区間の5か所でも多重衝突が発生。合計17台が巻き込まれたという。最初の事故と合わせて27台の車両が小破。運転者など5人が打撲などの軽傷を負っている。
現場は片側2車線の直線区間。当時は吹雪で視界がほとんどない状態。路面も圧雪されて滑りやすかった。