【東京オートサロン10】D1、2010年シーズンの世界戦略

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D1記者会見でさらに10年がんばると宣言した土屋圭市氏
D1記者会見でさらに10年がんばると宣言した土屋圭市氏 全 6 枚 拡大写真

幕張メッセで開催中の東京オートサロンの中で、今年もD1グランプリがデモンストレーションラン「2010 D1GP Kick Off DEMO RUN」を、西駐車場を使ったD1スクウェアで毎日実施中だ。

15日のデモランの開催前には、2010年シーズンの開催計画および今後の展開などについての記者発表を行った。

今シーズン10周年となるD1グランプリを運営するD1コーポレーションは、世界30か国でドリフトイベントが行われている現状を踏まえ、同競技に関する国際的な統一基準の構築を目指すことを発表した。その一環として、今シーズンの国内のD1グランプリシリーズ全戦を「インターナショナル・ドリフト・チャンピオンシップ」と改め、国際格式で開催する。富士スピードウェイで行なわれる最終第7戦の翌日となる10月17日には、同サーキットにおいて「ワールドオールスター」と銘打ったエキジビションマッチも開催するとした。

また、世界中で開催されているドリフトイベントは、D1に影響を受けてスタートしたものがほとんどだが、必ずしもD1グランプリそのまま開催されているわけではないという。そこで今後は、D1グランプリの競技の考え方、運営、審査方法など、D1のスタンダードとなる日本での競技システムを各国のドリフト選手、シリーズ主催者などにも理解を求めていくとする。

その第1段として、各国のドリフト選手、シリーズ主催者を呼び、3月27 - 28日に「D1グランプリ・ワールド・ドリフトフォーラム」を開催するとした。

なお両日は、お台場特設コースにて国内の2010シリーズの第1戦およびエキジビションマッチ「オールスター」が開催される日でもある。さらに28日には、女性のみでチャンピオンシップを争う「レディース・クラス」の新設を検討するため、アトラクションの一環として女性トップドリフト選手によるトーナメント戦も予定しているとした。

また、参加選手層の底辺の拡大を図るため、参加型ドリフト競技の最高峰であり、D1グランプリの2部リーグでもある「D1ストリートリーガル」の開催数を増やすことも併せて発表。地域を分け、東日本と西日本の2地域でそれぞれ4大会、インターを6大会、合計14大会を実施するとした。そして11月7日には、筑波1000サーキットで、「ストリートリーガル統一全国大会」が実施される形だ。なお、底辺の拡大を図る一環として、ストリートリーガルの参加費用を下げることも発表している。

10周年を迎えた、D1グランプリ最高顧問兼審査委員長のドリキンこと土屋圭市氏は、「10年がんばってきましたが、さらにあと10年踏ん張って、D1をもっと大きくしていきたい。僕が高橋国光さんに憧れたように、D1選手が憧れの存在となれるようにしたい」と語った。

《デイビー日高》

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