[成田空港アクセス2010]160km/h区間を…歩く!!

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レールウォーク
レールウォーク 全 12 枚 拡大写真

成田高速鉄道アクセスは17日、都心と成田空港を30分台で結ぶ成田新高速鉄道の今夏開業を前に、沿線住民向けイベント「レールウォーク」を開催した。

今回のレールウォークは、北総線・印旛日本医大駅と成田空港高速鉄道線・空港第2ビル駅の間を結ぶ新たな「成田高速鉄道アクセス線」(10.7km)の間にできる新駅「成田湯川駅」から、印旛日本医大駅方面へ向けて往復約4kmの道のりを歩くというもの。

4000人を超える応募者のなかから抽選で選ばれた635人の住民たちが、敷かれたばかりのレールの脇を約50分かけて徒歩で往復。参加者たちは、民鉄ではつくばエクスプレスなどで見られる弾性まくらぎ直結軌道などを興味ぶかく観察していた。「バラスト(砂利)ではなく、コンクリートとゴムでレールを支える仕組みです。初期コストはかかるが、メンテナンスコストは低減できるなどの利点があります」と同社担当者。

地元小学校の4年生男子は、「この線路の上を新型スカイライナー『成田スカイアクセス』が160km/hで走ると思うとワクワクしてくる」と興奮気味。

また、レールや信号機、架線柱など、さまざまな設備をデジカメで撮影していた年配の男性に、同社担当者は「実際に160km/hで走る車両に乗ってみれば、音や揺れなどが他社線と違うことがわかるかもしれない」と声をかけていた。

杖をつきながら50代の息子とともに歩く70代の女性は「生きている間にこんな立派な線路を歩くことができてとってもうれしい。早くこのレールの上を走る電車に乗ってみたい」と話していた。

さらに、同担当者は「印旛沼付近を高架化された線路の上を走るので、遠くに見える筑波山や富士山の眺めも美しい」と開業前から車窓の楽しみを教えていた。

主要駅からスタート地点となる成田湯川までの送迎は、千葉交通の路線バスなどが運行を担当。ウォーキングのあとに振る舞われた甘酒で身体を温め、お土産を手にし再びバスに乗って帰宅の途についた。

《レスポンス編集部》

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