メルセデスベンツの世界販売、9.7%減の101万台…2009年実績

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ダイムラーは8日、2009年のメルセデスベンツの世界販売の結果を公表した。総販売台数は101万2300台で、2008年比で9.7%減という結果だった。

市場別では、西欧が前年比12.8%減の64万5800台。そのうち、地元ドイツでは10.5%減の29万8000台と伸び悩んだ。また、米国でも17.8%減の20万5200台と後退した。

その反面、アジアパシフィックでは、2008年比14.1%増の16万8300台をセールス。日本の22.8%減、2万8600台を尻目に、中国(香港を含む)が68.7%増の7万1900台と飛躍を遂げた。

車種別では、2009年5月に投入した新型『Eクラスセダン』が好調。2009年は前年比26%増の約15万8000台を販売した。プレミアムミディアムセダン市場でのシェアは、ドイツが約60%、西欧が約20%と高い支持率を誇る。

マイナーチェンジを受けた『Sクラス』も、「S400ハイブリッド」(日本名:「Sクラスハイブリッドロング」)設定の効果もあって、2009年は5万3400台をセールス。『Cクラスセダン』も22万6700台を売り上げた。『Aクラス』と『Bクラス』も、合計21万9300台を販売。SUVでは『GLK』の人気により、前年比6.8%増の17万1500台と順調に推移した。

ダイムラーのディーター・ツェッチェ会長は、「2010年は多くの新型車の発売により、2009年に対して販売増が見込める」と期待を寄せている。

《森脇稔》

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