【東京オートサロン10】テスラロードスターの記録を抜いた、ミラ

自動車 ニューモデル モーターショー
トーヨータイヤブースに展示された“世界記録保持車”「ミラEV」
トーヨータイヤブースに展示された“世界記録保持車”「ミラEV」 全 6 枚 拡大写真

東京オートサロン、トーヨータイヤのブースには、2009年11月に東京 - 大阪間を無充電で走破した『ミラEV』が展示されていた。

ミラEVは、ダイハツ『ミラバン』のエンジンを降ろし、代わりにモーター、コントローラー、電池を載せた電気自動車。三洋電機やトーヨータイヤ、日本EVクラブなどが開発・製造した試験車両で、昨秋、「東京 - 大阪途中無充電ミラEVの旅 そんなに走ってどうするの」と題し、東阪間555.6kmを無充電で走破し世界新記録を樹立したクルマだ。

これまで、途中無充電走行での最長航続距離の世界記録を持っていたのは、テスラ『ロードスター』の501km。この高価な最先端スポーツカーの記録を、日本の“軽EV”が抜いたことになる。現在、この数字をギネスに申請中だという。

日本EVクラブによれば、市販のエンジン車を改造したEV車(「コンバートEV」)には、エンジンの代わりに積まれるモーターはフォークリフトなどに使われてるものを、コントローラーなどは欧米で市販化されているものが搭載されるという。

展示されていたミラEVは、車内も見ることができたが、派手な外観とは逆にごく普通。電池は床下に収納されているということで、インテリアの変更はほとんど見受けられない。

トーヨータイヤは、「このミラEVに「エコウォーカー」(165/55R15)を装着して東阪間を走破。同車の世界新記録に貢献した」とPRしていた。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. レクサス『LM』対抗!これがメルセデスベンツ最高級ミニバン、『Vクラス』後継の最終デザインだ
  2. 下請法が「取適法」に…2026年1月施行の改正ポイントは?
  3. 三菱ふそう、『スーパーグレート』3万1122台をリコール…ACMブラケットに不具合
  4. ジープ『グラディエーター』、カナダで約120万円値下げ…2026年型を年内発売へ
  5. 販売わずか3年の希少車種、「角目」のいすゞ『117クーペ』【懐かしのカーカタログ】
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る