トヨタの欧州新車販売、レクサスが4割減…09年実績

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欧州トヨタは15日、全欧州(ロシアを含む)の新車販売の結果を明らかにした。総販売台数は88万2351台で、2008年の111万9521台に対して、21.2%のマイナスとなった。

ブランド別では、トヨタが前年比20%減の85万5294台、レクサスが40%減の2万7057台。高級車のレクサスは4割減に見舞われた。

トヨタブランドでは、『ヤリス』(日本名:『ヴィッツ』)が前年比10%減の21万5921台と後退。しかし、『プリウス』は3%増の4万2712台となり、欧州トヨタのハイブリッド車累計セールス20万台達成に貢献した。新型を投入した『アベンシス』と『ヴァーソ』は堅調だった。

レクサスブランドでは、『RX』が前年比22%減の1万3647台。昨年5月に追加されたハイブリッドの『RX450h』が、全体の8割近くの1万0702台を占める。レクサスのハイブリッド車はトータル1万2134台を販売し、レクサス全体の45%のボリュームだ。

市場別では、英国、スペイン、オランダ、スウェーデンで過去最高のシェアを記録。欧州全体でのトヨタの市場シェアは、4.9%となった。

TME(トヨタ・モーター・ヨーロッパ)の荒島正社長兼CEOは、「2010年は厳しい市場環境が予想されるが、『オーリスHSD』やレクサスのハイブリッド車で拡販を図っていく」とコメントしている。

《森脇稔》

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