【日産 フェアレディZ ロードスター 試乗】ATモデルが“キャラ”に相応しい…島崎七生人

試乗記 国産車
フェアレディZ ロードスター
フェアレディZ ロードスター 全 4 枚 拡大写真

08年12月に登場したZ34型・6代目『フェアレディZ』。そのバリエーションとして、先代に続き登場したのがロードスターだ。

「オープンエアフィーリングという魅力を付加した」(日産)のが魅力だそうだが、実車はクーペに対し“華”もプラスされている……という印象。

とくにドアから後ろ部分はグラマラスなラインが強調され、クーペとは異なり、レクサス『SC』風のセレブな雰囲気も醸し出す。クーペはルーフも『GT-R』的な“現代のスポーツカーしてます”的な姿だが、ロードスターはソフトトップが低くコンパクトに被さり、古典的な味わいがある。ソフトトップカラーは、黒と粋なボルドーの2色がある。

走りも、クーペに準ずるスポーツ感覚がベース。乗り心地は適度に引き締まっているが、オープンボディでも十分に快適なレベルに収まっている。さらにトップを開けて走ると、流すようなスピードでも、風景や空気の匂いを楽しみながら走らせよう……そんな気持ちになる。その意味ではロードスターにはATのほうが、より“キャラ”に相応しい選択にも思えた。

■5つ星評価
パッケージング:★★★★
インテリア/居住性:★★★★
パワーソース:★★★★★
フットワーク:★★★★★
オススメ度:★★★★★

島崎七生人|AJAJ会員/モータージャーナリスト
1958年・東京生まれ。大学卒業後、編集制作会社に9年余勤務。雑誌・単行本の編集/執筆/撮影を経験後、1991年より『GOLD CARトップ・ニューカー速報』の取材/執筆を皮切りにフリーランスとして活動を開始。以来自動車専門誌ほか、ウェブなどで執筆活動を展開、現在に至る。便宜上ジャーナリストを名乗るも、一般ユーザーの視点でクルマと接し、レポートするスタンスをとっている。

《島崎七生人》

島崎七生人

島崎七生人|AJAJ会員/モータージャーナリスト 1958年・東京生まれ。大学卒業後、編集制作会社に9年余勤務。雑誌・単行本の編集/執筆/撮影を経験後、1991年よりフリーランスとして活動を開始。以来自動車専門誌ほか、ウェブなどで執筆活動を展開、現在に至る。便宜上ジャーナリストを名乗るも、一般ユーザーの視点でクルマと接し、レポートするスタンスをとっている。

+ 続きを読む

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  2. 船上で水素を製造できる「エナジー・オブザーバー」が9年間の航海へ
  3. 最後のフォードエンジン搭載ケータハム、「セブン 310アンコール」発表
  4. 「三菱っぽくないけどカッコいい」ルノーの兄弟車となる『エクリプス クロス』次期型デザインに反響
  5. 高機能ヘルメットスタンド、梅雨・湿気から解放する乾燥ファン搭載でMakuake登場
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  2. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  3. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  4. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  5. 「あれはなんだ?」BYDが“軽EV”を作る気になった会長の一言
ランキングをもっと見る