最もエコなBMWを3シリーズに設定

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320dエフィシエントダイナミクスエディション
320dエフィシエントダイナミクスエディション 全 10 枚 拡大写真

BMWグループは17日、欧州向けの『3シリーズセダン』に「320dエフィシエントダイナミクスエディション」を設定した。欧州複合モード燃費24.39km/リットル、CO2排出量109g/kmを達成。市販BMW車で最もエコな1台だ。

このグレードは「320d」をベースに、徹底した走行抵抗の低減を図っているのが特徴。オールアルミ製の2.0リットル直4ディーゼルに、可変ジオメトリーターボや最新コモンレールインジェクションを追加したユニットは、最大出力163ps/3250 - 4200rpm、最大トルク38.7kgm/1900 - 2750rpmを発生する。

このスペックは、320d比で21psダウンに当たる。それでも6速MTとの組み合わせで、0-100km/h加速8秒、最高速228km/hの十分なパフォーマンスを実現。欧州複合モード燃費は24.39km/リットル、CO2排出量109g/kmと、320dの21.27km/リットル、125g/kmを上回る市販BMW最高の環境性能をマークしている。もちろん、排出ガス性能はユーロ5を満たす。

320dと同様に、ブレーキエネルギー回生システム、アイドリングストップ、シフトアップインジケーター、オンデマンド制御のエアコンコンプレッサー、低転がり抵抗タイヤを装備。320dエフィシエントダイナミクスエディションでは、車高ダウンや専用アルミホイールによる、空気抵抗低減が図られた。Cd値は0.26と優秀だ。

さらに、6速MTはファイナルレシオを変更。専用の遠心振り子式フライホイールは、トルクフルなターボディーゼルとの相乗効果により、低中速走行時に高いギアを選択しても、不快な振動を抑えることに成功した。5速や4速など高速ギアの守備範囲が広がったことが、燃費改善に効いている。

320dエフィシエントダイナミクスエディションは、ドイツ、英国、イタリア、スペインなど、欧州主要国で販売。価格は320dと同額に据え置かれることから、エコ志向のユーザーから注目を集めそうだ。

《森脇稔》

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