高速バスにエンタメ機材投入…背景に一人旅需要

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“シアター”バス
“シアター”バス 全 9 枚 拡大写真

ウィラートラベルは、昼行高速バスにエンタメ機材を搭載した新シート「シアター」を設置し2月1日から運行を開始する。

シアターが走る区間は東京 - 名古屋、名古屋 - 大阪、東京 - 仙台の3路線で、路線バスや高速ツアーバスなどが毎日数十本も運行されている“激戦路線”だ。

同区間に高速バスを走らせるツアー会社や路線バス会社は、ミネラルウォーターやエアー枕、アイマスク、耳栓などを無料配布し、さまざまなサービスで集客を図っている。この激戦路線で差別化を図るためにウィラーが仕掛けたのが、エンタメ機能の強化だ。

航空機のシートなどで見られる座席背面モニターを高速バスに導入した背景について同社は「実は一人旅の需要が意外とある。利用者は主に20代・30代が中心で、複数人での旅行が3に対し一人旅が7という割合。3時間から5時間程度のバスの車内の時間で、一人で旅する人たちが感じる“手持ちぶさた感”に狙ったサービスは何かと考えた」と話す。

2月1日から走り始めるシアターは4台。同社座席予約サイトを見ると、東京・名古屋間と東京・仙台間に各1台、ともに1日1往復、名古屋・大阪間に2台、1日1.5往復運転されると推察される。激戦路線でのシアターの実績をふまえ、他の昼行便へも導入を検討するという。

シアター導入前の「NEWスタンダード」という座席の平均乗車率は約8割。料金はNEWスタンダード時代と同じく据え置きとし、シアターでさらなる乗車率アップを目指すという。

《レスポンス編集部》

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