トヨタ自動車は26日、2010年のダイハツ工業、日野自動車を加えたグループの販売計画について前年比6%増の827万台に策定したと発表した。日米欧の先進国市場の需要が底入れし、中国など、新興市場の販売を増やす計画で、再び成長軌道にのせる計画だ。
トヨタ自動車単体の2010年の販売計画は同6%増の740万台を目指す。国内は『プリウス』や『SAI』といったハイブリッドカーがフルに寄与するため、同9%増の150万台を計画、海外も中国などで販売を伸ばし、同5%増の590万台を計画する。
ダイハツは国内は微増だがインドネシアやマレーシアで販売を伸ばし、同3%の77万台を計画する。日野は国内、海外とも2009年に大幅に落ち込んだ反動もあって同24%増の10万台を目指す。
トヨタグループが計画通り827万台を達成しても、フォルクスワーゲン・スズキグループの2009年の販売実績859万台には及ばないものの、仮にVW・スズキ連合の2010年の販売が伸びなければ肉薄する。